選考対策(書類・面接)

【テンプレート付】Fラン卒が大手子会社の書類選考を突破した職務経歴書の書き方

やあ、犬です!

「Fラン卒だから、職務経歴書に書けるような立派な実績なんてない…」
「どうせ学歴というフィルターで落とされるんだから、書いても無駄だ…」

かつての僕も、PCの前でウンウン唸りながら本気でそう思っていました。白紙のWord画面を眺めては溜息をつき、結局そっと閉じてしまう…そんな日々の繰り返し。

でも、ある「書き方のコツ」を実践しただけで、あれほど無視され続けた僕の職務経歴書が、嘘のように書類選考を突破し、憧れだった大手子会社から面接の案内が届くようになったんです。

この記事では、小手先のテクニックではありません。
「華やかな実績がない」ごく普通のFラン卒だった僕が、採用担当者に「お、この人に会ってみたい」と思わせた職務経歴書の書き方を、僕が実際に使ったテンプレート付きで、余すところなく解説します。

この記事を読めば、「過去の学歴」に怯えるのではなく、あなたの「未来のポテンシャル」で勝負する方法が分かります。

「学歴フィルターは存在する」が大前提!Fラン卒が戦うべき本当の場所

まず、キレイ事は言わないワン。残念ながら「学歴フィルター」は、形を変えつつも存在します。僕もそれで何度も悔しい思いをしました。

でも、ここで諦めるのはまだ早い。大事なのは、「Fラン卒の自分たちは、どこで評価してもらえばいいのか?」を知ることです。

採用担当者は「減点評価」ではなく「加点評価」で見ている

多くの人が「ミスをしたら落とされる」という減点方式で考えていますが、実は逆。採用担当者は毎日何十通もの書類を見る中で、「おっ、この人面白いな」「何か光るものはないか?」と、加点できるポイントを探しています。

完璧な経歴の人なんていません。だからこそ、たった一つでも「会ってみたい」と思わせる「何か」があれば、学歴の壁は乗り越えられるんです。

Fラン卒が見られているのは「学歴」そのものより「再現性のあるポテンシャル」

採用担当者が本当に知りたいのは、「この人はウチの会社に入ってからも、自ら考えて行動し、成長してくれそうか?」という「未来への期待値(ポテンシャル)」です。

具体的には、

  • 自ら学んで成長する力(学習意欲)
  • 指示待ちではなく、自分で考えて動ける力(主体性)
  • 周りと協力して物事を進められる力(協調性)

といった部分。職務経歴書でアピールすべきは、まさにこの「ポテンシャル」なのです。

実績ゼロのFラン卒が書くべき「未来を期待させる」職務経歴書の3つの鉄則

では、具体的にどうやって「ポテンシャル」を示せばいいのか?僕が実践した3つの鉄則を紹介します。

鉄則1:「何をやったか(What)」より「どう工夫したか(How)」を語る

「売上を2倍にしました!」なんて華々しい実績、僕にはありませんでした。定員割れ企業での仕事は、正直言って誰でもできるような単調なものばかり。

でも、そこで腐らなかったのが唯一の勝因でした。

【ダメな例】
・営業事務として、データ入力や電話対応を担当しました。

これだと「ふーん」で終わってしまいます。そうではなく、どんな小さなことでもいいので「自分なりの工夫」をセットで書くのです。

【良い例】
・営業事務として、データ入力や電話対応を担当しました。
・その中で、毎月発生していた請求書作成業務において、VLOOKUP関数を独学で習得し、手作業だった入力作業を自動化。月あたり約3時間の工数削減に貢献しました。

ほら、どうでしょう。「学習意欲」と「主体性」がグッと伝わりませんか?
「売上UP」のような派手な実績より、「工数削減」のような再現性のある工夫の方が、よっぽどあなたの価値を伝えてくれるのです。

鉄則2:「自己PR」は自分語りではなく「貢献宣言」の場にする

自己PRでやりがちなのが、「自分はこんなにスゴイ!」という自分語り。

【ダメな例】
私の強みはコミュニケーション能力です。誰とでもすぐに打ち解けることができます。

これでは、採用担当者は「で、その能力がウチでどう役立つの?」となってしまいます。
自己PRとは、「あなたの会社で、私はこんな風にお役に立てますよ」という「貢献宣言」の場なのです。

【良い例】
私の強みは「相手の意図を汲み取り、先回りして行動する力」です。
前職の営業事務では、営業担当者のスケジュールや業務内容を常に把握し、必要になりそうな資料を先回りして準備することで、「〇〇君がいると仕事がスムーズに進む」と評価をいただいておりました。
この強みは、貴社の営業サポート職として、営業担当の皆様がより自身のコア業務に集中できる環境を作る上で、必ず活かせると考えております。

ここまで書けば、採用担当者はあなたが活躍する姿を具体的にイメージできます。

鉄則3:学歴コンプレックスを「入社意欲の高さ」に変換する

これは少し勇気がいるかもしれませんが、効果は絶大です。
志望動機などで、コンプレックスを正直に認め、それを熱意に変えてしまうのです。

僕も面接で「学歴に自信がない」と正直に話しました。その上で、こう付け加えたんです。

【例文】
「正直に申し上げますと、私自身の学歴に自信はありません。だからこそ、誰よりも入社後に貪欲に知識を吸収し、一日でも早く戦力になりたいという意欲は、誰にも負けない自負があります。」

卑屈になるのではなく、「ハンデがあるからこそ、人一倍努力できる」という姿勢を見せることで、熱意や素直さといった人柄をアピールできます。これは、学歴エリートには絶対にできない、僕たちの特権です。

【コピペ&アレンジOK】僕が実際に使った職務経歴書テンプレート大公開!

お待たせしました!僕が実際に使って書類選考を突破した職務経歴書のテンプレートです。
これをベースに、あなた自身の言葉でアレンジしてみてください。

職務経歴書

[日付]

[氏名]

■職務要約

大学卒業後、株式会社△△にて約3年間、営業事務として従事いたしました。受発注業務や請求書作成といった日常業務に加え、業務プロセスの改善提案を自主的に行い、チーム全体の生産性向上に貢献してまいりました。現職で培った「課題を発見し、主体的に解決する力」を活かし、貴社の事業成長に貢献したいと考えております。

■職務経歴

[会社名] 株式会社△△
[期間] 20XX年4月~20XX年3月
[事業内容] 〇〇の製造・販売
[資本金] 〇〇円 [従業員数] 〇〇名

[業務内容]

  • 受発注業務(専用システムへの入力、納期管理)
  • 請求書、納品書の作成および発送業務
  • 電話、メールでの顧客対応
  • 営業資料の作成補助

[実績・取り組み]

  • Excel関数の学習と業務改善提案:
    これまで手作業で行っていた月次の売上集計業務について、SUMIF関数やVLOOKUP関数を用いた集計フォーマットを独学で作成・導入。これにより、月あたり約5時間の作業時間を削減し、他のメンバーからも感謝の言葉をいただきました。
  • 備品管理方法の見直し:
    部署内の備品在庫と発注フローを見直し、過剰在庫となっていたコピー用紙や文具の適正量を算出。新たな管理シートを作成し、共有することで、毎月の備品購入コストを約15%削減しました。

■自己PR

私の強みは「現状を良しとせず、常に改善点を探し主体的に行動する力」です。

前職では、長年同じやり方が続いていた事務作業に対し、「もっと効率化できる部分はないか」と常に考えておりました。上記の実績に記載した業務改善は、いずれも上司からの指示ではなく、私自身が課題を見つけ、解決策を調べ、提案し、実行まで担当したものです。最初は「前例がない」と言われることもありましたが、具体的なメリットを丁寧に説明し、実際に成果を出すことで、最終的にはチーム全体に受け入れられました。

この「課題発見力」「周囲を巻き込みながら実行する力」は、貴社が求める「自ら考え、行動できる人材」という人物像に合致すると考えております。未経験の業務であっても、積極的に知識を吸収し、一日でも早く貴社の戦力となれるよう尽力いたします。

まだ出すな!提出前の最終チェックリスト5項目

渾身の職務経歴書が書けたら、最後にこれだけはチェック!

  • 誤字脱字はないか?(声に出して読むのがおすすめだワン!)
  • 企業名は間違えていないか?(「御社」と「貴社」の使い分けも注意)
  • 全体でA4用紙2~3枚に収まっているか?
  • 会社の専門用語を使いすぎていないか?(人事の人は現場の言葉を知らないかも)
  • この職務経歴書を読んだ「未来の自分」はワクワクするか?

まとめ:職務経歴書は、あなたの「未来の価値」を伝える最初のプレゼン資料

学歴は、もう変えることのできない「過去」のデータです。僕もずっと、その呪いに苦しめられてきました。

一方で、職務経歴書は、あなたの手でいくらでも磨き上げられる「未来」へのプレゼン資料です。

「実績がないから…」と諦める必要はまったくありません。
この記事で紹介した「ポテンシャル」を伝える書き方を実践すれば、採用担当者のあなたを見る目は必ず変わります。

まずはテンプレートを真似するところからで大丈夫。
あなたの素晴らしい未来に向けた第一歩を、心から応援しています!

【次のステップ】

渾身の職務経歴書が書けたら、次はいよいよ「プロ」に見せて最終仕上げをしましょう。
僕が実際に登録して、この職務経歴書をさらにブラッシュアップしてもらった転職エージェントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

→僕が使って本当に良かった転職エージェント紹介記事へ

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